明太子の基本である“原卵”は大切な
海の恵みです。スケトウダラの卵巣には
1腹に約20万~40万粒の卵がぎっしりと
詰まっており、その1粒1粒には、
大海原を泳ぎ回る成魚になるエネルギー
が含まれているのです。
美味しい味を求める道に、
答えはありません。
工場内では日夜、調味液の
研究が行われています。
勿論、素材を引き出す最大の
スパイス・・・唐辛子にもこだわりました。
はっきりとした辛さを残すため、
30年以上もの間、京都老舗の唐辛子
を使い、福太郎ならではの調合で
作られています。辛味だけではなく、
酸味や甘味を醸し出すため、実に
30種類以上の唐辛子をブレンドしています。
大自然の恵みをいただくからには、
本来の“魚卵”が持つ力、旨みを
最大限に引き出したい・・・。色々な
性格の人間がいるように、一見
同じように見える卵にもそれぞれの
個性が隠れています。
皮がぶ厚かったり、薄かったり、
色が白だったり、黄色味がかって
いたり、自然の中で育った原卵には
さまざまなものがあります。
それらの個性を見極め、イメージする
味にどのように近づけていくか。
熟練した職人達の腕の見せどころと
なります。それぞれ質の違う“魚卵”を
より良く生かすため、調味液を数種類
用意し、その時その時に合った調合を
行います。
“お漬物”と同様、「二度漬け」を
行うのも福太郎の特徴の一つです。
“真子”を唐辛子とともに、最初の
1週間じっくり漬け込んだ後、一度
漬け込んだ液を捨て、また新しい
調味液にじっくり漬け込みます。
ここに、時を待つ・・・「発酵」の技術が
加わるのです。